法師温泉 (群馬県)

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胃腸病、高血圧症、リウマチ性疾患、 動脈硬化症火傷 創傷

<所在地>群馬県利根郡新治村大字永井650
<交通>上越線後閑駅よりバスで35分
<泉質>カルシウム-硫酸塩泉

 

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長寿館に見る新旧の建物が歴史を物語る三国峠を源とする法師川の最上流に法師温泉があります。標高は880m、周囲は上信越国立公園で杉、ブナ、トチ、カエデなどの原生林によってとり囲まれています。

この法師川沿いに弘法大師が発見したと言われる温泉があります。法師川は三国の水を集め、狭谷を直線的に流れ下り、法師温泉の地域でゆるやかに蛇行する。1200年ほど前、この川底から湧出する温泉を板で囲い人々が利用していたと伝えられています。

時代を経るごとに川は逃げ、今のような蛇行する流れとなったと言われています。明治・大正の頃は、法師温泉には5、6軒の湯宿があり、旅人や湯治客が利用していたが、風水害により減少し、とうとう一軒宿が残るのみとなりました。

現在の長寿館は、明治8年に建てられた本館や明治28年の大浴場が今も残っています。その後、増改築された宿泊棟、これらをつなぐ渡り廊下なども加わり、新旧の建物がほどよく調和した美しい温泉宿となりました。

法師温泉の歴史は法師川との闘いでもあったようです。雨水は急峻な谷間を伝い下り、法師川はあふれ、沢筋には鉄砲水が・・・・。湯宿の人々は法師川の護岸のために石を積み、河床を階段状にして急流を築いたと云われてます。

法師温泉の風情を慈しんだ有名な人々には、与謝野晶子、与謝野鉄幹、直木三十五、川端康成、河東碧桐、奥村土牛などが法師温泉を訪れ、詠んだ歌が残されています。

法師温泉の特徴は、大浴場の各所から源泉が湧出し、これら源泉の上に木製の湯船が設けられています。温泉の最良の活用方法は、源泉のもつミネラル成分が失われていない状態で利用することと言われています。

源泉口で入浴できる法師温泉は野趣あふれ、もっとも利に適った贅沢な利用方法であると言えます。泉温は43℃ですが、大浴場の4つの浴槽の温度は若干異なり、主要な源泉口から離れるに従い、ぬるめになっています。

日本の伝統的な温泉療法の中に、ぬるめの温泉に長時間入浴する持続浴というものがあります。人の身体は36℃前後の体温に近い温度では、生理機能への影響も少なく、脈拍、血圧などが安定した状態での入浴が可能だそうです。

また、長時間の入浴が可能なため、皮膚から温泉成分が侵入するなど化学的効果が期待できます。ヨ-ロッパの風呂は、37℃以下の微湯浴が主流で、18世紀以降、この持続浴が療法として取り入れられています。

法師温泉は泉温、泉質ともに持続浴に適し、浴槽に渡した丸太に頭をのせ、長時間くつろいで入浴することができます。適応症は浴用ではリウマチ性疾患、動脈硬化症、火傷、創傷などで、飲用では慢性便秘などに効果的と言われてます。

法師温泉は国立公園内の8割が山林に覆われています。遊歩道の斜面には昨年からニッコウキスゲ、キキョウ、リンドウ、ツツジなどの山野の草花が集められ、現在、自然文化公園が造られています。

温泉宿は、大浴場、女性用の小浴場、本館、宴会場、宿泊棟からできてます。大浴場は明治28年、当時上信越鉄道(株)に招かれていた英国人技師の草案に基づいて創られたと言われる洋風の窓と和風の小屋の和洋折衷の建物です。

各浴槽の床は大小の小石で敷きつめられ、随所から温泉が湧出しています。多量の温泉の湧出する場所が大浴場の入口と、左手の壁沿いに2ケ所ほどあり、それぞれ大浴場と隣接の小浴場に引かれてます。

法師温泉は時代のニ-ズに合わせながら、様々な施設が整備されてきています。昭和47年には日帰り客や団体客のために、数奇屋造りの宴会場、昭和56年には女性客用の小浴場が設けられました。

法師温泉の収客人員は150人(39室)と小さいですが、年間の宿泊客は3万人を越えます。湯治客は減少しましたが、2、3泊以上の滞在客は1割ほどですが、リピーターは多いそうです。

法師温泉では、湯治用の客室棟を、キッチン付の茶の間と和室の2室をもつ客室のある宿泊棟(法降殿)に建て直し、湯治場から“リゾ-ト温泉旅館”へと変化しつつあります。

自然環境の保全、自然湧出する温泉の保護に努め、健康づくりの滞在客を受け入れるために、スキ-場跡地の公園化や宿泊棟の改築などを行っているそうです。

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