中性脂肪と食事の関係

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肥満が肥満を呼ぶカラクリ

中性脂肪は主に食物からの脂質の摂取によって合成されるため、食事の直後から3〜4時間後までは、血液中の中性脂肪値が上昇し続けます。

ただし、食事の量や食事の間隔が適切であれば、余分な中性脂肪はリポタンパクリパーゼという酵素の作用によって分解され、脂肪細胞に蓄えられるため、血液中の中性脂肪値は元に戻ります。

ところが、肥満で過食の人や食事の間隔が短い人の場合、血液中の中性脂肪値は、長い時間高い状態のままで続き、なかなか減少しません。

血液中の中性脂肪が多くなると、当然、さらに肥満が進むことになります。

肥満で過食の人が、より太ってしまう理由

食事をすることによって血液中に増えたブドウ糖は、膵臓から分泌される「インスリン」というホルモンによって処理されます。

このためインスリンがうまく機能しないと、糖尿病になります。

過食などによって血液中のブドウ糖が多量になれば、インスリンの分泌量も増加します。

ところがインスリンは、肝臓で中性脂肪の合成を促進するため、インスリンが増加すれば、中性脂肪も増加してしまうのです。

すると中性脂肪を処理するリポタンパクリパーゼの分泌が追いつかなくなり、血液中の中性脂肪値が、下がらなくなるのです。

過食や頻繁な間食によって肥満となった人が、食事習慣を改善しないままでいると、まさに肥満が肥満を呼ぶ悪循環に陥ることになります。

さらに、中性脂肪が分解してできる遊離脂肪酸は、インスリンの働きを阻害する作用があるため、血糖値が下がりにくくなり、糖尿病になる可能性が増すことになります。もちろん、中性脂肪の増加は、ほかの生活習慣病の原因にもなります。

脂肪細胞と肥満の関係

脂肪細胞は、中性脂肪を蓄える役割しかないと考えられていました。ところが、それ以外の働きに関係するさまざまな物質を分泌することがわかってきました。

現在、明らかになっているものの中には、脂肪の過剰摂取に反応して食欲を抑えたり、エネルギー消費を盛んにする働きを持つ「レプチン」をはじめ、糖の代謝に関係し、増加すると糖尿病の原因となる「TNF-α」、血栓や動脈硬化の促進と関係のある「PAI-1」、血圧を上昇させる物質をつくる「アンジオテンシノーゲン」などがあります。そして、これらの物質は、肥満の人ほど多く分泌されるようになるのです。

 

 

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